スギ花粉舌下免疫療法9ヶ月目

スギ花粉舌下免疫療法を初めてそろそろ1年になるので私なりの体験談を書いてみる。
昨年6月からなので今年3月で9ヶ月になる。

結論だけ言えば、現時点でも少しは効果があった。
昨年は鼻炎薬を飲んでさえ鼻水・鼻づまり・それがら目の痒みが激しかった。
しかし、今年は、感覚的なものだと,症状が前年比70%程度で済んでいる。
鼻水はあるものの昨年よりは楽で、鼻づまり無し、目はかゆいが昨年程ではない。

舌下免疫療法の詳しい説明などは以下のURLに投げとく。

www.torii-alg.jp

治療法は20年ぐらい前から知ってはいたものの、当時はこの療法は行いにくかった。理由として、こまめに通院し、注射を打って貰う必要があったのだ。その後、要冷蔵の液体を舌下に滴下する方法に進化して通院&注射が不要となり、さらに冷蔵不要の錠剤服用に進化した。この錠剤も最初は14日分処方だったが安全性が認められたのか、数年前に30日分処方になり今に至る。

費用は初回のアレルギー検査が6000円程度。高いように見えて、スギやヒノキだけでなくダニ、それから食物など39種類ももいろいろやってくれる(牛乳・卵白・小麦・蕎麦・ピーナッツ・蟹など)ので、そう考えると安い。十数年前にもにた検査は受けたことあるのだが、その時は13種類で4000円(内容は忘れた)。それを考えても進歩している。
以降は月1回の通院。医者で700円程度+薬局で2000円程度。

通院自体の手間も書いてみる。
最初の2回はそれなりに時間がかかる。
初回は受け付け時や問診時に、スギ花粉の舌下免疫療法を受けたいことを伝える。
そうすると抗体検査のための採血。その際、舌下免疫療法のパンフレットが貰えたはず。
2回目は、抗体検査の結果説明、その上でスギアレルギーがある場合の舌下免疫療法の説明,そして問題なければ院内で初回服用。アナフィラキシーショックの危険を考慮し、服用後30分は病院内待機することなる。
3回目以降は相談などなければ早い。軽い問診、それから薬を置く舌下を軽く見て終わる。
病院にもよるのだろうけど私の通っているところでは、舌下免疫療法の診療はすぐに終わるからか、早めに診察してくれるため受付から会計まで十数分で終わるのが凄くありがたい。

無事に貰ったら、毎日服用することになる。時間は自由だが、前後に飲酒や激しい運動と行った「血行が良くなる行動」は、アナフィラキシーショック回避の為に禁忌とされる。
薬の主な副作用は、個人差もあるが、私の場合は最初の数ヶ月で舌下の腫れ。最初は数時間腫れていた。その後体が慣れてきたようで、今は全く腫れなくなった。

服用忘れは無し、意図的に服用しなかったのは2回だけ。内訳はワクチンの副作用で高熱が出た日,後なにかの体調不良で服用しなかった。
服用漏れを防ぐ工夫は2つ。薬シートの金属面に油性の細ペンで服用予定日を書いている。3/20服用なら「0320」というように。これでいつ飲むか、飲み忘れがないかが分かりやすくなる。もう一つ。服用した日が卓上カレンダーに書き込むという工夫をしている…わかりやすくするために、この作業用に緑色の水性ペンを買った。飲む→書くという関連付けセットで意識するので,覚えやすいらしい。

スギ花粉対策は総合的なものなので、それ以外でも対策はしている。
基本はマスク。
他に、昨年秋に花粉対策用の度無し眼鏡を買った。

最初は100円ショップで類似品を買ったのだが、試用したところマスクと併用で曇りまくることが判明。ある程度の価格のこれを買ったところ、曇りに悩まされることはほぼ無くなった。

他に、鼻炎薬・点鼻薬・点眼薬…が基本だろうか。目にこないなら点眼薬はいらないけども。私は医者で貰っているが紹介しておく。

 

vrchatで酔いやすい条件

VRは3D酔いを起こしやすい。大抵は徐々に慣れるらしいが、耐性つかない場合もある。
かくいう私はVR機器を使わないデスクトップでのプレイでも酔うことが多く、そして9ヶ月遊んでも耐性が付く気がしない。これは酔いやすさで言えば、(聞き回った限り)おそらく上位数%にいる。
その体験談から書いてみる。誰かの、何かの参考になれば幸い。

前提として。
私は元から三半規管が弱く車やバスでは酔いを通り越して何度も吐き、体調が悪いと電車ですら酔う。また、パソコンでは体調がかなり悪い場合、ウェブブラウザの上下スクロールですら酔う(…本当に!)。さらには、高所恐怖症でもある。
FPSやTPSはプレイしないため不明だが動画を見ているだけで酔うことが多い。
そんなレベルの人が書いている記事なので、人によっては「このパターンは酔わないよ」は結構あると思う。

なお、ここに例として記載したワールドは構造が悪いということではなく、「酔いやすい人にはこういう構造が辛い」を分かりやすくするために記載した。VR酔いやすいフレンドを連れて行く際は意識してあげて欲しい(「酔いやすいワールドに誘うけど、良い?」)。

他に、酔い要素に気付いたら追記する予定。

体調

事前に備え、休む時はしっかり自重すれば大丈夫な場合が多い。無理に遊ぼうとすると酔いやすくなる。

  1. 心身が疲労している。
    酔いやすい条件の1つ。酷いと、平らな場所を歩いているだけでも数分で酔う。
  2. 寝不足
    これもきつい。

地形・動き方

これに関しては避けることで、3D酔いを起こしにくく出来る。
基本的に上下移動や、操作が関わらない自動移動(乗り物類)が酔いやすい。
要素ごとに細分化して書いてみる。

  1. ジャンプ力が高くしてあるワールド
    高いジャンプはそれだけで酔う。イメージはこんな感じ。おそらく、高所恐怖症なのも影響している。

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  2.  連続ジャンプをする
    ジャンプ力が低くても、連続するとかなり酔いやすい。理由は視界が上下移動を繰り返すため。以下の画像のような、ハシゴを連続ジャンプで登るようなのは辛い。

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    梯子
  3. 起伏の激しい地形を歩く・走る
    連続ジャンプでなくても急な上り坂・下り坂は酔う。こんな感じの、坂というよりは崖レベルの場所はきつい。

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  4. レンガ模様の床
    フレンドが作成したワールド(Community Labs状態)に行って気付いた。レンガ模様の床は滅多に見かけない?が、凄く酔いやすい。そのために少ないのかもしれない。こんな風景の床。特に、レンガサイズが小さいと酔いやすい気がする。

    f:id:mint_to_mist:20211229221457j:plain

    レンガ模様の床
  5. 走り回るようなゲーム
    視界が激しく動き、その情報を忙しく処理するために酔いやすい。
  6. カニ歩き
    正面を見たまま横に移動すると酔いやすい。見たいものが並んでいる場合は、可能なら、面倒でも、移動する方向を向いて正面に歩くようにしたい。
  7. 視界がぐるぐる動き、時には回される
    分かりやすいところで、VRMVやパーティクルライブで多用されているもの。
    別タイプだがドッペルゲンガーワールドも少し動かしただけで酔った。
  8. 視点を頻繁に、上下に動かす
    例えばゴルフゲームが出来るワールド。手元を見て前を見ての繰り返して視点の上下往復が激しくなりがちで酔いやすい。
  9. 暗いワールド
    光が弱く足元が見えづらいと平衡感覚が戸惑い、酔いやすい。

使用アバターと行動の関係

なりたい姿になれるのがこの世界の魅力のひとつだけど、上手く選ばないと酔いやすい気がする。

  1. 視点が低めのアバターで動き走り回る
    明確な基準はないけれど、身長が低いと視点(viewpoint)も低いものが多く、酔いやすい。私なりに現象を細分化するとこうなるか。

    1)走り続けると、大きいアバターに比べ地面に近い故に足元が速く流れると感じる上に高低差を激しく感じやすい
    2)他人と会話する際に見上げ続ける事が多い(=視点上下移動)
    3)ジャンプした際も、元の視点が低いだけに高いジャンプをしたように感じてしまう
    対策は、状況に合わせて切り替えられるよう、大きめのアバターを準備しておくこと。見た目で違和感なければチビアバターを2~3倍サイズにし、別アバターとして登録しても良い。
  2. 他人の乗り物系アバターに騎乗して動き回られる
    アバターの中にはsit判定があるものがあり、その場合は騎乗出来るのだが、その状態で動かれるとまず酔う。大形の鳥・車・マッサージ器…乗れるものも色々。

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    乗り物系アバターのイメージ

酔い止めを使おうにも…

対策として酔い止め薬を進めているサイトもあるが、付き合いが難しい。その理由を書いてみる。これもあくまで個体差で、副作用が出にくければ問題ないだろう…私はダメだった。

  1. やや高い
    1錠当たり100円~200円程度。
  2. 遊び方によっては効果時間が長すぎてもったいない
    効果時間は半日ぐらいはあるが、会社勤めが平日に遊ぶ場合はせいぜい2~3時間程度。
  3. 個人差だが副作用がきつい
    ほとんどの酔い止めには「抗コリン作用」を持つ成分が配合されている。この副作用として出やすいのが喉や鼻腔の渇き。喉の場合はおしゃべり中心の人にはきついし、鼻腔はかゆくなる。眠気もきつい場合がある上に、長引くことがある。
    私の場合、試しに飲んだ翌日が1日中、キツイ眠気に襲われた。

かくして、模索・分析しながら3D酔いとの付き合いは続いている。

別の酔い対策:こめかみにツボ膏

そこそこ効く酔い対策を見つけた。それは、こめかみに「ツボ膏」を貼ること。
3cm弱の小さな「ツボ膏」を両こめかみに貼り付けることで結構酔いにくくなる。原理は…正直な所、不明だ。webの情報系サイトで見つけたわけでもない。デスクワークの関係でコリ対策に元からこのアイテムを持っていて。3D酔いに対して無意識に緊張して力みすぎているなら効くかもしれないと貼ったら、不思議に酔いにくくなった。だから他の人でも効果があるかは分からない。
場所が場所だけに鏡を見ながら貼るのが無難,ヘタすると髪の毛を巻きこんで剥がす時に痛い目に会う。相性もあるので人によってはかぶれる可能性もあり、特に湿布系が駄目な体質なら、最初は腕などでパッチテストをするのが無難とは思われる。 具体的には以下の製品か、その類似品となる。

類似品でクールなのもあるがこちらは使ったことがない。多少、効き方は変わるかもしれない。

想像つきにくい場合は、このまとめを見ると良いかもしれない。

togetter.com

 

イメージ画像の出典は、全て「ぱくたそ」 ありがたいです。

www.pakutaso.com

・2021/12/29 イメージ画像を使用して記事復活。

・2022/09/03 酔い対策追加。

・2023/02/05 酔いやすい条件を2つ追加(視点のこまめな上下移動。暗い)。 こめかみに温湿布のイメージとしてtogetter追加。

VR機器が欲しいけれども、躊躇する理由

vrchatをやり始めて半年。ここまでずっと、デスクトップでプレイしている。
私より後に始めた方々、最初はデスクトップだったフレンド達もほとんどがVR機器を導入している。みな楽しそうだし、やはり欲しくなる。だけども、躊躇する点も多々ある。
そのあたりを、心の整理も兼ねて書いてみる。

 

まずは、VR機器使用で考えつく長所から。

  • 触れる、撫でられる
    VR機器の強み。撫でられるだけでなく、時には撫でたい。
  • 腕が動かせる
    鳥系のアバターで翼を広げ、動かせるのは大きい。
  • より鋭く・幅広いVR感覚が味わえそう
    今は生得の触覚+ほんのりとした非実在感覚ぐらいだけれども、臨場感が上がれば他も芽生えるかもしれない。

 

現在思いつく短所。運用で何とかなるものもあるが。

  • 多分酔う
    最大の懸念点。大金かけて置物になる危険が大きい。
    デスクトップでさえかなり酔う。聞き回った限り、ここまで酷いのは珍しいらしい。元から三半規管はかなり弱い。車、バス、果ては電車でさえも体調が悪いと酔う。
    酔い止めは1回飲んだがコストがかかるし、副作用が酷すぎた。聞き回った中で自分にスパルタな人は何度も吐いて慣れた(?!)らしいが、果たして慣れるのか怪しい。
  • 並行で他の作業が出来ない
    具体的にはメモが取れない、ブラウザで調べ物出来ない、PCの負荷が分からない
    デスクトッププレイの強み、マルチモニタでいろいろやりながらのプレイが出来ない。これに関しては場面で分けて、「記録・調査などを行う」か「触れ合いに専念する」で良いことではあるか。
  • 今のグラフィックボードが微妙
    現在はRTX1660superだが、聞き回った限り、一応は動く。が、十分ではないのでフレームレートが安定しないだろう…そうなると余計に酔いやすくなる。
    買い換え候補としてはバランスが良くVRAMが多いRT3060だが、未だに高騰中(約6~7万)。電源は換装を見越してBTO時のカスタマイズで500W→650Wに変更してあるので足りる。
  • コストがかかる
    ひとつ前から繋がる短所。VR機器で4万(Oculus Quest2)、RTX3060で6~7万。計10万はそう容易く出せる額はない。グラボは5万円程度までは下がって欲しい…。マイニングに制限がかかったLHR版が増えて来ているので、徐々に下がってくれれば良いのだが。なお、PCがミニタワーのためRTX3060自体も小型サイズが無難で絞られる。

VR機器レンタルで試すことも考えた。この辺りならお手頃だ。

Oculus Quest 2 (128GB)astoness.comしかし、グラフィックボードはどうしようも無い。単体で遊ぶのとPC接続では大分感覚も変わるだろう。また、Meta社からapple的な香りを感じるので、GUIに慣れるのも手こずりそうだ。特に、使用後のアカウント削除、失敗すると最悪の事態になりうる…フレンド達に迷惑をかけかねない。

他に、数千円払ってでいいので体験施設が気になる…が。
このご時世、肌に触れる器具を他人と共用となるとなるべく避けたいところだ。あったとしても、派手な映像作品が多い。いわゆる「個室ビデオ店」もあるが、そちらも領域外。vrchatのようにゆるゆる動ける遊び方が出来れば良いのだが…どこか近所にないものか…。

 

これが現在、VR機器について考えていること。ひとまず書いただけなので抜けているかもしれないし、後で加筆するかもしれない。

vrchat用に手に入れたUnityAssetたち

有料無料問わず役割ごとに分類してみる。

 

基本

  1. Dynamic Bone

    assetstore.unity.com22$。揺れる機能を持たせる。ほとんどのアバター導入で必要
    …だったが、2023年現在ではphysbonesが導入されたことにより不要になった。

アバターのQuest対応

  1. VRCQuestTools
    booth.pm無料。DynamicBone や Cloth などの使用不可コンポーネントの削除、シェーダーの変更などQuest対応に必要な基本的な事を行う。
  2. Mesh Simplify
    assetstore.unity.com66$。少しの操作で頂点数を減らしてくれる。
    使用方法解説ページ

    kan-kikuchi.hatenablog.com

  3. アトラス化する奴(2.2.0)
    booth.pmテクスチャのアトラス化をおこなう。
    メッシュを纏める奴、については別途、同様の商品を購入したがマテリアル結合など行わないためあまり役に立たないことが判明。Mesh Baker というものが必要らしい?

アバターの3.0移行

  1. Avatar2.0から3.0に簡単に移行できるやつ
    kizuki1749.booth.pm500円~。基本的な3.0化。ただ、凝ったアバターは移行しきれないので別ツールの助けが必要になる場合がある。
  2. GestureConvertForAvatars3.0
    booth.pm300円。ハンドジェスチャーで耳や尻尾を動かす。「~移行できるやつ」では対応出来ないのでこれを使った。

別形式からの移行、別形式への移行

  1. VRM Converter for VRChat
    booth.pm 無料。vrm形式とvrchat用の相互変換。

ひとまず、これぐらい。

vrchatで使用している主なアバター

私がvrchatで使用しているアバターを幾つか、販売元とともに紹介してみる。
いずれも、ほぼ見かけないのでこれ単体でアイデンティティティにしやすい。

 スィルルゥ

booth.pm

  • 頂点数:30766
  • Perfomance:Poor
  • 身長:70cm

メインアバター。DynamicBoneを入れると耳・尻尾・服が揺れる。

小さめの子がメインアバターだと時々不便なため、2倍サイズと3倍サイズを登録している。2倍サイズは身長150cm程度で一般的なアバターと目線が合いやすく便利、3倍サイズは主に写真撮影で背後に映る用と、もふもふに埋もれたい方用。3倍でも220cm程度。

本来はQuest非対応だが頂点数を1万5千以下に減らすなどしてPerfomance:Mediumで対応させた(ただ、DynamicBoneが使えないので揺れない)。

アバターの遭遇経験は0で、行動範囲では使っているユーザーを見かけない。調べた限りでは、少しはいるようなのだが。

ネク

booth.pm

  • 頂点数:61378
  • Perfomance:Poor
  • 身長:120cm程度

フェネックの耳と尻尾を持つメイドさん。DynamicBoneがあるといろいろ揺れる。
アバターの遭遇経験は1回だけ、アバター作者の集会で使っている人を1人だけ見かけた。
手持ちのアバターではいちはやく、unity2019に対応した。
Quest対応しようとしたがその複雑な構造にひとまず挫折。

つかさ

booth.pm

  • 頂点数:11430
  • Perfomance:medium
  • 身長:120cm程度

セーラー服の猫獣人。
本来はQuest非対応だがマテリアル結合することでPerfomance:Mediumでレベルで対応させた。
DynamicBoneがあるといろいろ揺れる。
アバターの遭遇経験は0…だった気がする。かわいいし価格も手頃なはずだが見かけないのは、耳尻尾レベルを越えるレベルのケモノに対する需要が少ないからか。

ナン

booth.pm

  • 頂点数:820
  • Perfomance:Excellent
  • 身長:125cm程度

食べ物系の一発ネタ。humanoidに対応しているので座ったり踊ったり出来る。
そのシンプルさ故、VRCQuestToolsかければQuest対応出来る。
ネタアバター祭りになった時でも全く見かけない。

いたずらロボット イボイボマシン

booth.pm

  • 頂点数:4444
  • Perfomance:Excellent
  • 身長:125cm程度

ネタアバター
マッサージ器らしいが、大抵は拷問器具と言われる。
Avatar3.0の機能を生かして本体ホイール部分が回転するし、sit判定が設定されているので座れる。安い割に結構高機能。
ただ、誰かが座っている時に移動すると酔いやすいのでその際は止まっていた方が良い。
ネタアバター祭りになった時でも全く見かけない。

 

今回はここまで、そのうち別のを紹介するかもしれない。

vrchatと、怪しいAvatar使うvisitorに対してどうするか

vrchatのフレンドがtwitetr上にて以下の問いかけをしていた。

 コレについて色々考えるところがあるためリプライに収まらず、記事にしてみる。

 

まず前提として。
私自身はvrchat歴数ヶ月、かつアングラ方面に対する知見が無いため怪しいAvatarに対する目利きがほとんど出来ない(とはいえ、方法などはある程度は伝え聞いてはいるので想像はつく。具体的のどのアバターが、といったレベルが分からない)。その上で、それでも判断出来たらと仮定する。

 

最初にすることは、単独行動か、それとも高トラストランクが中心の集団に問題のvisitorがいるかを確認する。

 

visitorが単独行動の場合。名前やステータス・プロフィールや言動を観察し話が通じそうなら話しかける。
そうでなければ諦める。ある程度一般常識が無ければそもそも、話が通じないことが多いから。

 

高トラストランクが中心にいる場合、囲われている場合。
集団の中にわたしのフレンドがいればそのフレンドに話しかけ、さりげなく間接的に話を通すようにする。
いなければ無視、可能ならトラブル回避にワールド移動。
理由としてはまず、多勢に無勢なこと。それから、その集団に怪しいAvatarの入手方法などを教わった可能性も十分あること。故に単独ではどうにもならない。
なお、Visitor単体の呼び出しは行わない。「集団の新入りにちょっかい出すな」と面倒になる危険が高いと考える。学校で言えば、不良に校舎裏に呼び出される様な印象を持たれかねないだろう。

いずれにせよ初対面の相手に責められるというのは最大限の警戒を呼ぶ行動なので慎重に行う(集団の場合にフレンドを探すのもそれが理由だ。知り合い経由の方が厳しい事でも警戒・反発はされにくい。ただその集団が慣れあいしかしない場合は…諦めるしか)。


実際に、話しかける場合、話の主軸はこんな感じだろうか。
「そのアバターを使いつづけるのは自己責任だが、しかしそのアバターでは日本人界隈ではほぼ受け入れられないよ」頭ごなしに悪いなどとは言わない、ただ十分起こりうる大きなデメリットを淡々と伝える。
そもそも厳密な判例はないはず(=明確な黒ではない)だし、違法うんぬんでは上から目線と受け取られ正しいかどうかに関係なく意固地になられる危険もあるので。伝え聞く、あるMMD転用Avatar(規約外使用)が雑誌に映り込んだ時の回収騒動に関しても、あれはあくまでも自主回収なのだから。

 

この問いかけには元事例があるとのことなのでそれも考察する。以下のツイートから始まる流れだ。

 まず、相手が「地声以外が嫌い」でボイスロイドを気に入らなかった可能性もある。
わたしの実体験だが似たようにvisitor+ベテラン数名相手に絡みに行った時に、ボイスチェンジャー外せと執拗に言われたことがあった。その時はメニューを開き即Go Homeした…関わるだけ無駄な労力になり疲れるので。
また、謝罪要求されたとのことだがその集団相手に謝るのはあり得ない。タチの悪い連中だとその上で身ぐるみ剥ぎに来られるので(vrchat上では物理的には無理なので、精神を折りに来るという意味で)。群れの連中による謝罪要求は、おそらくは言いがかりの口実にしただけ。相手からなにもかも奪い、あわよくば心を折り屈服させ従順な取り巻きにするか、もしくは風紀にうるさい奴を引退に追い込むための仕掛けでしかない。
また、注意するのはあまりかわいそうではない、厳しいことを言うならvrchat開始前の、ルールやマナーについての事前調査が足りないだけの話ではある。本当に怖いのは問題Avatarとして注意もされずにReport userされることだ。

 

以下、ユーザーレポートについての参考

vrchatjp.playing.wiki

ひとまず、わたしが当日中に考えるとしたらこんな所となる。コレが正しいかは分からない。
考動じたいの全体的な思想は…「無力でカリスマもない一個人が、最低限自分を守りつつも出来ることをする」とでもなるか。見捨てる流れも多く冷酷に見えるかもしれないが、ヘタするとわたしが潰されそうなので。

vrchatと自己防衛

くどくど書くので最初に要約3行+α

  • 日本人界隈は人の繋がりが複雑なため下手にブロックするとややこしいことになり得る
  • インスタンスに他の人がいる場合、問題児をブロックするかどうか聞いてみる
  • 判断付かないならブロックより逃亡、フレンドでもない限り追いかけにくい(フレンドならこっそり解除)
  • …という流儀はあるものの、公式ルールはないので最終的には自己判断

偶然だが、JP Tutorialにて日本人界隈に溶け込まないタイプの日本人が初心者案内をしているのを見かけサポートした。聞くと、普段は案内するようなことは無いのだが偶然初心者を見かけたので案内しているとのこと。
…住む世界が違うからか、結構重要視するところ等が違うため戸惑ったが相手の流儀の尊重も大切なので口を挟むのは少なめにした。しかしそれでも口を挟んだところがある。それは自己防衛での「ミュート」と「ブロック」。この辺りの場所だ。

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案内者はそれなりに安易なレベルで両方を勧めていた。jp Tutorialのもこのように軽く説明されている程度。

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しかし、「ホントの最終手段」と書いてあるように日本人界隈に住むなら安易なミュート・ブロックは勧めにくい。
なぜならvrchat総人口に対する割合が少ないのに集まるからだ。少し古いが、以下のまとめによると2020年夏の統計ではvrchat人口における日本人割合は全体の4%弱しかいないとのこと。

togetter.comそうなると、意外なところで人間関係が繋がっていることも多い。この複雑な人間関係の一部で安易にブロックすると、「友人の友人」がブロックになる事も起こりやすく、つまり、いろいろと気まずくなりやすい。共通のフレンド経由でしつこくブロック解除を迫られるなど更なる面倒になることもあるようだ(それはそれで、事情を説明した上で「しつこく言うならおまえもミュート/ブロックするぞ」で流すのが良いだろうか。それこそ、サッカーのイエローカードとレッドカードのように)。  

 

では、いかにこの機能を使うか。
わたしの知る初心者案内で勧められていること、それは「同インスタンスの回りの参加者に確認する」。規約違反とは言わなくとも言動その他で回りの顰蹙を買いやすく、フレンドが何度忠告しても聞かない・言動を改めないタイプがいる。その場合なら回りからも同意が得られることもあるので、そうしたらブロックしてしまって問題ないだろう。
逆に普段から問題児ではなく時にはプライベートで辛い事がありvrchatに逃げてきたばかりで錯乱している、場合によってはさらに酒に酔っているという事もある(本当はよくないのだが…酔っ払いは時折見かける)。悪意がある訳ではなく一過性ということもありうるのだ。その場合はブロックしないのが無難だろう。
ただし、そのインスタンスにいるのが「厄介者とその取り巻き」という場合もある。例えば「これくらい受け入れろ」等と言われた場合は常識外れのメンバー相手に多勢に無勢という事でもあるので速攻でワールド移動して逃げよう、もしフレンドになっていた場合もunfriendで切ってしまえば追尾されにくい(フレンドのフレンドなどの内通者もありうるのでしばらくは慎重にした方が良いとは思われる)、逆にブロックすると相手グループの動向が見えない分厄介かもしれない。
1対1などで回りがいない・判断しにくいならやはり別ワールドに逃げてしまうのも選択肢として十分あり(同ワールドで範囲をfriend程度にして新インスタンス作るのでもいい)、フレンドでもない限り基本的に追跡しようがない。
下手に関わると粘着に絡まれるなど面倒が加速しやすいので好戦的でもない限り逃げるのが一番。また、下手に応戦すると荒らしとして規約で通報されて面倒にもなり得るので。

ブロックについてはもう一つ問題がある。
twitterなどと違い「ブロックした利用者の一覧」が無いのだ。故に誰をブロックしたか分かりにくい。やった事は無いが、解除するにはWeb上もしくはvrchat内から検索かけて捜し出し、Unblockするしかないらしい。つまり、相手の名前忘れたら、もしくは埋もれやすい名前ならほぼ絶望的。
※2022/12/26追記
vrchatのWebページより確認出来るようになってました。ログインして、左上のハンバーガーメニュークリックして下の方にスクロールすると、「Blocks & Mutes」という項目があるので開くとブロックしたユーザー一覧が表示されます。

 

他の機能について書き損ねてるので補足。

ミュートよりはVolume5%が安定。ミュート自体ばれるので寝ていていびきがうるさいような奴ならともかく、好戦的な相手だと視覚的に攻撃される可能性はあるので。
Hyde Avatarは負荷が大きい・視界が塞がれるなど厄介だなと感じたら行って問題ない。相手にバレることもないので。負荷という点に関してはsafetyで容量上限などで一律制限する方が楽が、そこから零れる場合もあるので。

……という風には言われているが、冒頭でも書いたように各種自己防衛機能は公式ルールで特に堅苦しく決まっている訳でもないので自己判断での使用で問題ない。
この記事は、考え方や方法論、またその背景として書き残した。