vrchatで酔いやすい条件
VRは3D酔いを起こしやすい。大抵は徐々に慣れるらしいが、耐性つかない場合もある。
かくいう私はVR機器を使わないデスクトップでのプレイでも酔うことが多く、そして9ヶ月遊んでも耐性が付く気がしない。これは酔いやすさで言えば、(聞き回った限り)おそらく上位数%にいる。
その体験談から書いてみる。誰かの、何かの参考になれば幸い。
前提として。
私は元から三半規管が弱く車やバスでは酔いを通り越して何度も吐き、体調が悪いと電車ですら酔う。また、パソコンでは体調がかなり悪い場合、ウェブブラウザの上下スクロールですら酔う(…本当に!)。さらには、高所恐怖症でもある。
FPSやTPSはプレイしないため不明だが動画を見ているだけで酔うことが多い。
そんなレベルの人が書いている記事なので、人によっては「このパターンは酔わないよ」は結構あると思う。
なお、ここに例として記載したワールドは構造が悪いということではなく、「酔いやすい人にはこういう構造が辛い」を分かりやすくするために記載した。VR酔いやすいフレンドを連れて行く際は意識してあげて欲しい(「酔いやすいワールドに誘うけど、良い?」)。
他に、酔い要素に気付いたら追記する予定。
体調
事前に備え、休む時はしっかり自重すれば大丈夫な場合が多い。無理に遊ぼうとすると酔いやすくなる。
- 心身が疲労している。
酔いやすい条件の1つ。酷いと、平らな場所を歩いているだけでも数分で酔う。 - 寝不足
これもきつい。
地形・動き方
これに関しては避けることで、3D酔いを起こしにくく出来る。
基本的に上下移動や、操作が関わらない自動移動(乗り物類)が酔いやすい。
要素ごとに細分化して書いてみる。
- ジャンプ力が高くしてあるワールド
高いジャンプはそれだけで酔う。イメージはこんな感じ。おそらく、高所恐怖症なのも影響している。 - 連続ジャンプをする
ジャンプ力が低くても、連続するとかなり酔いやすい。理由は視界が上下移動を繰り返すため。以下の画像のような、ハシゴを連続ジャンプで登るようなのは辛い。 - 起伏の激しい地形を歩く・走る
連続ジャンプでなくても急な上り坂・下り坂は酔う。こんな感じの、坂というよりは崖レベルの場所はきつい。 - レンガ模様の床
フレンドが作成したワールド(Community Labs状態)に行って気付いた。レンガ模様の床は滅多に見かけない?が、凄く酔いやすい。そのために少ないのかもしれない。こんな風景の床。特に、レンガサイズが小さいと酔いやすい気がする。 - 走り回るようなゲーム
視界が激しく動き、その情報を忙しく処理するために酔いやすい。 - カニ歩き
正面を見たまま横に移動すると酔いやすい。見たいものが並んでいる場合は、可能なら、面倒でも、移動する方向を向いて正面に歩くようにしたい。 - 視界がぐるぐる動き、時には回される
分かりやすいところで、VRMVやパーティクルライブで多用されているもの。
別タイプだがドッペルゲンガーワールドも少し動かしただけで酔った。 - 視点を頻繁に、上下に動かす
例えばゴルフゲームが出来るワールド。手元を見て前を見ての繰り返して視点の上下往復が激しくなりがちで酔いやすい。 - 暗いワールド
光が弱く足元が見えづらいと平衡感覚が戸惑い、酔いやすい。
使用アバターと行動の関係
なりたい姿になれるのがこの世界の魅力のひとつだけど、上手く選ばないと酔いやすい気がする。
-
視点が低めのアバターで動き走り回る
1)走り続けると、大きいアバターに比べ地面に近い故に足元が速く流れると感じる上に高低差を激しく感じやすい
明確な基準はないけれど、身長が低いと視点(viewpoint)も低いものが多く、酔いやすい。私なりに現象を細分化するとこうなるか。
2)他人と会話する際に見上げ続ける事が多い(=視点上下移動)
3)ジャンプした際も、元の視点が低いだけに高いジャンプをしたように感じてしまう
対策は、状況に合わせて切り替えられるよう、大きめのアバターを準備しておくこと。見た目で違和感なければチビアバターを2~3倍サイズにし、別アバターとして登録しても良い。 - 他人の乗り物系アバターに騎乗して動き回られる
アバターの中にはsit判定があるものがあり、その場合は騎乗出来るのだが、その状態で動かれるとまず酔う。大形の鳥・車・マッサージ器…乗れるものも色々。
酔い止めを使おうにも…
対策として酔い止め薬を進めているサイトもあるが、付き合いが難しい。その理由を書いてみる。これもあくまで個体差で、副作用が出にくければ問題ないだろう…私はダメだった。
- やや高い
1錠当たり100円~200円程度。 - 遊び方によっては効果時間が長すぎてもったいない
効果時間は半日ぐらいはあるが、会社勤めが平日に遊ぶ場合はせいぜい2~3時間程度。 - 個人差だが副作用がきつい
ほとんどの酔い止めには「抗コリン作用」を持つ成分が配合されている。この副作用として出やすいのが喉や鼻腔の渇き。喉の場合はおしゃべり中心の人にはきついし、鼻腔はかゆくなる。眠気もきつい場合がある上に、長引くことがある。
私の場合、試しに飲んだ翌日が1日中、キツイ眠気に襲われた。
かくして、模索・分析しながら3D酔いとの付き合いは続いている。
別の酔い対策:こめかみにツボ膏
そこそこ効く酔い対策を見つけた。それは、こめかみに「ツボ膏」を貼ること。
3cm弱の小さな「ツボ膏」を両こめかみに貼り付けることで結構酔いにくくなる。原理は…正直な所、不明だ。webの情報系サイトで見つけたわけでもない。デスクワークの関係でコリ対策に元からこのアイテムを持っていて。3D酔いに対して無意識に緊張して力みすぎているなら効くかもしれないと貼ったら、不思議に酔いにくくなった。だから他の人でも効果があるかは分からない。
場所が場所だけに鏡を見ながら貼るのが無難,ヘタすると髪の毛を巻きこんで剥がす時に痛い目に会う。相性もあるので人によってはかぶれる可能性もあり、特に湿布系が駄目な体質なら、最初は腕などでパッチテストをするのが無難とは思われる。 具体的には以下の製品か、その類似品となる。
類似品でクールなのもあるがこちらは使ったことがない。多少、効き方は変わるかもしれない。
想像つきにくい場合は、このまとめを見ると良いかもしれない。
イメージ画像の出典は、全て「ぱくたそ」 ありがたいです。
・2021/12/29 イメージ画像を使用して記事復活。
・2022/09/03 酔い対策追加。
・2023/02/05 酔いやすい条件を2つ追加(視点のこまめな上下移動。暗い)。 こめかみに温湿布のイメージとしてtogetter追加。