スギ花粉舌下免疫療法9ヶ月目

スギ花粉舌下免疫療法を初めてそろそろ1年になるので私なりの体験談を書いてみる。
昨年6月からなので今年3月で9ヶ月になる。

結論だけ言えば、現時点でも少しは効果があった。
昨年は鼻炎薬を飲んでさえ鼻水・鼻づまり・それがら目の痒みが激しかった。
しかし、今年は、感覚的なものだと,症状が前年比70%程度で済んでいる。
鼻水はあるものの昨年よりは楽で、鼻づまり無し、目はかゆいが昨年程ではない。

舌下免疫療法の詳しい説明などは以下のURLに投げとく。

www.torii-alg.jp

治療法は20年ぐらい前から知ってはいたものの、当時はこの療法は行いにくかった。理由として、こまめに通院し、注射を打って貰う必要があったのだ。その後、要冷蔵の液体を舌下に滴下する方法に進化して通院&注射が不要となり、さらに冷蔵不要の錠剤服用に進化した。この錠剤も最初は14日分処方だったが安全性が認められたのか、数年前に30日分処方になり今に至る。

費用は初回のアレルギー検査が6000円程度。高いように見えて、スギやヒノキだけでなくダニ、それから食物など39種類ももいろいろやってくれる(牛乳・卵白・小麦・蕎麦・ピーナッツ・蟹など)ので、そう考えると安い。十数年前にもにた検査は受けたことあるのだが、その時は13種類で4000円(内容は忘れた)。それを考えても進歩している。
以降は月1回の通院。医者で700円程度+薬局で2000円程度。

通院自体の手間も書いてみる。
最初の2回はそれなりに時間がかかる。
初回は受け付け時や問診時に、スギ花粉の舌下免疫療法を受けたいことを伝える。
そうすると抗体検査のための採血。その際、舌下免疫療法のパンフレットが貰えたはず。
2回目は、抗体検査の結果説明、その上でスギアレルギーがある場合の舌下免疫療法の説明,そして問題なければ院内で初回服用。アナフィラキシーショックの危険を考慮し、服用後30分は病院内待機することなる。
3回目以降は相談などなければ早い。軽い問診、それから薬を置く舌下を軽く見て終わる。
病院にもよるのだろうけど私の通っているところでは、舌下免疫療法の診療はすぐに終わるからか、早めに診察してくれるため受付から会計まで十数分で終わるのが凄くありがたい。

無事に貰ったら、毎日服用することになる。時間は自由だが、前後に飲酒や激しい運動と行った「血行が良くなる行動」は、アナフィラキシーショック回避の為に禁忌とされる。
薬の主な副作用は、個人差もあるが、私の場合は最初の数ヶ月で舌下の腫れ。最初は数時間腫れていた。その後体が慣れてきたようで、今は全く腫れなくなった。

服用忘れは無し、意図的に服用しなかったのは2回だけ。内訳はワクチンの副作用で高熱が出た日,後なにかの体調不良で服用しなかった。
服用漏れを防ぐ工夫は2つ。薬シートの金属面に油性の細ペンで服用予定日を書いている。3/20服用なら「0320」というように。これでいつ飲むか、飲み忘れがないかが分かりやすくなる。もう一つ。服用した日が卓上カレンダーに書き込むという工夫をしている…わかりやすくするために、この作業用に緑色の水性ペンを買った。飲む→書くという関連付けセットで意識するので,覚えやすいらしい。

スギ花粉対策は総合的なものなので、それ以外でも対策はしている。
基本はマスク。
他に、昨年秋に花粉対策用の度無し眼鏡を買った。

最初は100円ショップで類似品を買ったのだが、試用したところマスクと併用で曇りまくることが判明。ある程度の価格のこれを買ったところ、曇りに悩まされることはほぼ無くなった。

他に、鼻炎薬・点鼻薬・点眼薬…が基本だろうか。目にこないなら点眼薬はいらないけども。私は医者で貰っているが紹介しておく。