私のボイスチェンジャー構成

vrchatでボイスチェンジャー使っていると、時々聞かれたりするので構成を書いてみる。
全体としての経路はこうなっている。
マイク→VSTHostVB-CABLE→VoiceMeeter Banana→vrchatなど音声使用するアプリケーション

それぞれについて説明入れてみます。
また、音関係の素人が試行錯誤で触っているので突っ込みどころは多い可能性はあります。
この構成で、音声遅延は1秒弱ぐらいでしょうか。

VSTHost

プラグインを追加し、経路設定することで音の各種加工が出来るアプリケーション。

参考 

blog.vrai.jp他にも検索すればいろいろ。
入手元 https://www.hermannseib.com/english/vsthost.htm

 

全体設定。

wav入力:マイク
wav出力:VoiceMeeter Input (VB-Audio VoiceMeeter VAIO)
SampleRate:44100
Buffer:1024 Samples

経路。○付き数字は各説明文に対応している。

VSTHost経路図

総合的に参考したのは以下2つのページです。

note.com
以下の辺りを重要視しました。引用します

①70Hz付近でハイパスフィルタを使い、低域のカット(音量を下げること)をします。低域はボイチェンをかけると耳障りなノイズになりやすく、早い段階で切っておきます。
②400Hz辺りでローシェルビングを用い、音量を上げています。音に太さを出します。
③ケロりの原因になりやすい3000Hz~3500Hz辺りをピンポイントで少し削ります。

purureko.com
こちらも以下引用の部分を参考にしました。

①70Hz以下でローカットしてマイクで拾ってしまう雑音の低音をカット
②400Hz付近からローシェルビングで少し持ち上げると声に太さが出ます
ボイスチェンジャーの前にイコライザやディエッサで3000~3500Hz付近をカットすると改善するかも

Lisp x64

耳障りになりやすい歯擦音の除去。
参考 https://technote.flyingjunk.net/8478/

②Reseq-standalone

ボイスチェンジ前の各周波数の調整。
設定の考え方は、総合参考参照。私のパラメータ設定はこうしています。

Reseq-standalone設定

③LittleAlterBoy

有料ソフト。ボイスチェンジャー効果その1。
定価15000円ほどだが、割引セールを狙って4300円で購入。
代替としてはRoVee。最初はそちらを使用していたが有料の方が多少は効果があるかと思い,割引セールを狙って思い切って導入した。
パラメータ設定はRoVeeを参考に出来ます。
参考 https://guitar-type.com/dtm/soundtoy-little-alterboy/

④Auburn Sounds Graillon 2

ボイスチェンジャー効果その2。
参考 無料ボーカル用ピッチ補正プラグイン「GRAILLON 2」 | VST情報局

TDR Nova

ボイスチェンジ後の各周波数の調整。
説明は設定総合参考参照。私のパラメータ設定はこうしています。

TDR Nova設定

⑥Space Knob

声に艶を出す(入浴時のようにエコーをかけられる)。10%のほんのり設定して響きすぎないようにしている。
入手元 https://abletunes.com/product/plugins/knobs

⑦MJUCjr

コンプレッサー。設定してみたが、効果はよく分からない…
https://oranzi55.com/obs_mjuc-jr/

以下は未使用だが、かつて使っていたもの。

⑧mdaTestTone

人間の耳には聞こえない低音を流し続ける事でささやき声も聞かせられる。
vrchatのマイク設定で、ノイズ除去レベルが設定出来るようになったので使わなくなった。
参考 https://qiita.com/naca_nyan/items/a6c6c9cd704990c51a2e

⑨reafir_standalone

特定の波長をカットしたり色々加工。
今は各周波数の波長を見るために残しているだけで、効かせていない
参考 https://k0ta0uchi.hatenablog.com/entry/2020/05/31/204814

⑩RoVee

ボイチェンのメインだった。LittleAlterBoyの前に使用。最初はこれを導入すると良いかと思います。
参考 https://purureko.com/etc/post-783/
 https://audacity-mp3.xyz/rovee-vst/

VB-CABLE

仮想音声デバイスとして機能。
VSTHostの出力をVoiceMeeter Bananaに渡すために使用している。

vb-audio.com

VoiceMeeter Banana

VB-CABLEから変換後の音声を受け取って各アプリケーションに送り込む。

vb-audio.com・基本設定
INPUT 1:WDM:Cable Output(VB-Audio Virtual Cable)
こうすることでVB-Cableからボイスチェンジャー変換・加工後の音声を受け取れる。

最終出力先

vrchatなど、変換後音声の出力先。
・vrchatでの設定
VoiceMeeter Output(VB-Audio VoiceMeeter VAIO)

他,メモ

  • vsthostは起動を続けるとノイズが入りやすくなるみたい?なので時々再起動させる
  • vsthostではボイスチェンジャー通さない設定(in→outと繋ぐ)も保存しておくと、地声出したい時に経路変えなくて済むため切り替えがやりやすい。
  • windowsの大型更新でオーディオ関連の設定が吹っ飛ぶことがある。その場合は各ソフトの経路確認。そのためにも、各ソフトで設定した入出力はメモするなりスクリーンショットしておく。
  • VoiceMeeter Bananaも時々事故って音が通らなくなるので、再起動。方法はMenu>Restart Engine。
  • 元の声重要。素の声では基本的に厳しく、高い声を作るようにしないと綺麗な女性声にならない。わたしは諦めて、性別不明の人外声にして通しているが…。
  • Windowsの大型更新でVB-CABLEが壊れる場合がある。壊れた場合、音が出なくなりVoiceMeeter Bananaに表示されている「Cable Output(VB-Audio Virtual Cable)」の表示が赤くなる。Windowsの設定からVB-CABLEを削除、その後入れ直すことで解決。